お子さんのそのイボ、皮膚科専門医へ受診を!|ふるかわ皮ふ科・形成外科クリニック|西宮の皮膚科、形成外科、アレルギー科、美容皮膚科、美容外科

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医療コラム

お子さんのそのイボ、皮膚科専門医へ受診を!|ふるかわ皮ふ科・形成外科クリニック|西宮の皮膚科、形成外科、アレルギー科、美容皮膚科、美容外科

お子さんのそのイボ、皮膚科専門医へ受診を!

 

一般皮膚科外来をしていると、良くお子さんのイボを診察することがあります。「いつの間にかイボができた。」とか、「かゆみや痛みもないけど、変なぶつぶつが手や足にある。」とか、そういったお悩みで、親子で受診される場合が多いです。とくに夏場にかけて、こういった訴えをされる方が多いように感じます。

 

こういったイボは、皮膚科では、「尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)」と難しい言葉で言われます。ようは、イボのウイルスが傷から入り込んできて、皮膚の細胞の中に入って出来てしまいます。皮膚科では、細胞ごとウイルスを壊す「液体窒素療法」を行うのが一般的です。氷に触れたような痛みが生じます。数日間は「しもやけ」と同じようなじんじんした痛みが生じますが、次第にその痛みは取れてきます。12週間毎に「液体窒素療法」を続けていき、個人差が有りますが、子供では、13カ月程度で治る場合が多いです。大人はそれ以上かかる場合が多い印象です。足底のイボは他の部位よりも時間がかかるため、通院が長引く場合が有るので、根気強く通院してください。イボのウイルスが残っていると、また時間とともに増えてくるので、必ず治るまで通院は必要です。

 

ヨクイニンという昔から乾燥肌やニキビに使われるハトムギエキスがウイルスに効果が有りますので、その内服もお勧めです(保険診療で治療出来ます)。内服量が多くなるのが、欠点ですので、内服が出来ない方は、はと麦茶が有効です。

 

「液体窒素療法」により、たまに「水ぶくれ」が出来る方がいますが、特に心配する必要はありません。そういった症状が起これば、次回の受診予定日よりも前に来て頂いて構いませんので、症状を見せて頂ければ結構です。

 

イボはほおっておくと、増えていきますし、人にもうつすことが有るので、皮膚科専門医への早めの受診をお勧めします。

 

■参考

写真(矢印):ウイルス性のイボの写真

 

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