二重切開法：部分切開、全切開

部分切開法

予定する二重のラインに沿って、上まぶたの1箇所～2箇所を部分的に切開し二重を作る方法です。切開する部位や切開の長さは、まぶたの状態によって変更します。部分的ではありますが、必要に応じて皮膚の脂肪を取ることも出来ます。

メリット

全切開の手術よりもダウンタイムは短いことが多いです。

デメリット

皮膚のたるみを切除することは出来ません。また、まぶたの厚みが一定以上の方は、全切開の方法でしか難しい場合があります。また、切開した部分と切開していない部分の境界部分に食い込み感が出る場合がります。

全切開法

腫れぼったい目の方や、皮膚のたるみが強く、皮膚を少し取らないとすっきりした二重にならない方への手術方法です。半永久的な二重にすることが可能です。二重ラインに沿って切開し、必要に応じ皮膚や脂肪を除去します。思いどおりの二重のラインを作りやすい反面、術後の腫れが強くなじむのに長期間（約1～3カ月）が必要となります。この手術を行う方は、ある程度、あらかじめ希望の二重ラインが決まっている方がお勧めです。

メリット

半永久的な二重にすることが可能です。

デメリット

術後に二重ラインを狭くする修正術は原則的に出来ませんので、希望の二重ラインがはっきり決まっている方でないとお勧めは出来ません。ダウンタイムが長期間（1～3カ月）程度続くことが難点です。ただ、抜糸後にダウンタイムは急激に減っていき、1カ月程度経過すると、他人からは分かりづらくなる場合が多いです。

手術により起こりうる合併症など

・腫れ・・・個人差にもよりますが、5日~1週間で落ち着いてきます。さらに自然に仕上がるのに、2~3週間かかります。2~3日間は痛みや熱感がありますが、ご心配ありません。完全な腫れ・浮腫みの消失は数カ月かかります。
・内出血・・・人により内出血のため赤紫色になることがありますが、お化粧で隠せる程度で、約1~2週間で取れますので安心してください。
・傷跡・・・1ヶ月位は赤みがありますが、2~3ヶ月くらいかけて細い白い線になり、目立たなくなります。
・知覚異常・・・切開部分の感覚を感じづらくなったり、逆に以前よりも感じやすくなったりすることが、稀にありますが、数カ月で元に戻りますのでご安心ください。
・左右差・・・自然な範囲内での左右差は生じる場合があります。

手術後の注意事項

・温まりすぎないような短時間のシャワーはお顔を濡らさないようにして、当日から浴びる事が出来ますが、洗顔・入浴は傷口をこすらないように2日目から、洗顔・化粧は7~8日目からになります。
・本日は、本やテレビを見ずゆっくりお休みください。また、痛みや熱感があるようでしたら、傷を濡らさないように冷やしてください。(1日位)
・強い力でのマッサージは1ヶ月間お控えください。
・激しいスポーツは1カ月間お控えください。
・抜系後かさぶたが取れると透明な糸が、稀に残っていることがありますが、その場合はご面倒ですが、再度抜糸にいらしてください。
・コンタクトレンズのご使用は抜糸後になります。
・施術時のお車でのご来院、運転はお控えください。
化膿止め、痛み止め、腫れ止めをお出ししております、服用により何か異常があれば服用を中止してお電話ください。
以上何かわからない事やご心配なことがありましたら、必ず電話連絡、またはご来院ください。
尚、次回来院は5~7日後(抜糸)となっております。指定日にご来院できない場合は、医師または看護師、受付にお申し付けください。